東京の基本ガイド

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by ダニエッレ・デメトリオウ

東京在住のイギリス人ジャーナリスト、ダニエッレ・デメトリオウは『ザ テレグラフ』の日本特派員です。彼女の日本に関する記事は『モノクル』『ウォール・ストリート・ジャーナル』『キンフォーク』『ICON』などに掲載されています。

方角を知る

マンダリン オリエンタル 東京は、日本橋の高層ビルやモダンなショップを見下ろすように建っています。日本橋は一見するとビジネス地区にしか見えませんが、その近代的な顔の裏には豊かな歴史が隠れています。ホテルを囲む通りを散策し、モダンな複合ショッピング施設をよりじっくりと眺めてみると、包丁職人から海草の販売店まで、何世代にもわたって受け継がれてきた数多くの家族経営の店が見えてくるでしょう。

心に栄養を

日本文化に触れる各駅停車の旅をご計画なら、地下鉄銀座線に乗って7分の上野公園へお出かけください。その広大な敷地内には、木版画、茶の湯の道具、昔の仏像などを所蔵する東京国立博物館や、国立西洋美術館国立科学博物館東京都美術館など、多くの美術館があります。蓮で有名な不忍池、寺院、動物園、カフェ、コンサートホールもあり、ピープルウォッチングにも最適です。また、桜の季節には花見のホットスポットにもなります。春になると、雲のようなピンクの花で覆われた数百本の桜の木の下を大勢の花見客がびっしりと埋め尽くします。

国立現代美術館

国立現代美術館で日本の現代アートをご鑑賞ください。

地元の人のようにショッピング

マンダリン オリエンタル 東京の目の前にある三つの近代的なビルからなるコレド室町は、モダンな雰囲気の中で伝統的な工芸品を探すのにぴったりです。創業1792年の木屋で手作り包丁を吟味して、にんべんのだし場で熱々のスープをすすり、皇室御用達の山田平安堂では朱色のお椀からモダンなモチーフの皿まで伝統的な漆器を手に取って見てはいかが。このエリアのもう一つの歴史的建造物は、日本橋三越本店です。これは日本初のデパートで、威厳ある入り口には2頭のライオン像が建っています。一番の見どころは、4階の広々とした着物売り場でしょう。美しい包装のインスタ映えする食品にあふれた地下の食料品売り場(デパ地下)にもぜひお立ち寄りください。

https://photos.mandarinoriental.com/is/image/MandarinOriental/dmo-motyo-concierge

東京ならでは…

「マンダリン オリエンタル 東京から見える日本銀行本店は、「円」の形をしていますが、これは偶然だと考えられています。建物が建設された1896年当時は「圓」が使われていたからです。」

田嶋 益美、マンダリン オリエンタル 東京 コンシェルジュサービス ディレクター

注目の観光スポット

昔の東京の雰囲気を味わうなら、浅草へ出かけましょう。色鮮やかな浅草寺は都内最古の寺院で、朱色の門を抜けると賑やかな市場へと続きます。浅草文化観光センターは隈 研吾が設計した、浅草寺の伝統建築とは正反対の斬新な建物です。隈氏は2020年のオリンピックスタジアムの設計も手掛けています。

浅草から徒歩20分(あるいは電車ですぐ)の場所には、都内で最も近代的な建造物、東京スカイツリーがあります。これは、雲にも届きそうな634mの高さのある、世界一高い電波塔です。エレベーターに乗って、耳がツンとなりながらも展望台まで行くと、乱雑に広がるこの大都会の壮大な景色を見晴らせます。一方銀座には、商業と文化が融合したキラキラ輝くギンザ シックスがあります。高級ファッションの旗艦店やコンテンポラリーアートの作品(草間彌生作のカボチャが天井からぶら下がっているショッピングモールは世界でここだけでしょう)が軒を連ねているだけではなく、地下には伝統的な木造の能楽堂もあります。

到着を祝って乾杯

東京に着いたら、37階のラグジュアリーなGen Yamamotoでジャズのライブ演奏をバックに日本橋カクテルを注文するのが一番です。この小さなバーでは、アートの域に達したカクテルを味わえます。季節のフルーツと和のスピリットを織り混ぜた極上のカクテル テイスティング メニューは、畏敬の念すら起こさせます。それはまるで、アルコールを使った現代の茶道のようです。

くつろぐ時間を作りましょう。

ネオンの輝きと都会の喧騒から離れ、マンダリン オリエンタル 東京の37階でおくつろぎください。景色を眺めながらのご入浴とアメジスト クリスタル スチームルームで温まった後、オリエンタル メリディアン マッサージと特製アロマセラピーオイルを織り交ぜた、筋肉をほぐす自慢のトリートメントでリラックスしましょう。お急ぎの方は、スパ スタジオでのエクスプレス トリートメントがお勧めです。東京の中心で伝統的な日本の静寂を満喫したいなら、徒歩で数分の距離にあるこじんまりした家族経営の文化施設、空門を訪れてみましょう。心落ち着く畳部屋で、着物を着た先生たちが茶道、書道、着物の着付けなどを教えてくれます。

極上のお食事 

38階の角にひっそりとたたずむ日山は、1935年創業の肉卸屋でしたが、都内で非常に高い評価を得ているすき焼きレストランに生まれ変わりました。1階には肉屋があり、2階はミシュランの星を獲得した茶室式のレストランとなっています。ここでは極上の和牛と季節の野菜が供されます。

鮨 そら

鮨 そらはマンダリン オリエンタル 東京の38階にある最高級寿司バーです。

鮨 そら

板長、今泉祐史が作り出す寿司の繊細な味わいをお楽しみください。

鮨 そら

東京の街並みの絶景もご覧いただけます。

日山

日山は口の中で溶けるような和牛が自慢です。

タイムトラベル

日本橋には、長く輝かしい歴史があります。最初の日本橋は木造で、1603年に建造されました。現在の橋は19代目で、石造の二連アーチのデザインになっており、1911年に架けられました。

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最後に

福徳神社で神道のしきたりに倣って願をかけてみませんか。小さいながらも完ぺきな形をしたこの神社は9世紀に建立されましたが、最近修復工事が行われました。マンダリン オリエンタル 東京を囲むモダンな建物の中で、赤い鳥居と曲線を描く屋根を探してみてください。見つけたら、小銭を投げ入れ、鈴を鳴らし、おじぎをして手を合わせましょう。

桜の季節の東京

桜の木

寺院と満開の桜を必見リストに加えましょう。写真:Getty Images

花見

花見とは、桜の花を観賞しながら沈思黙考する行為です。写真:Getty Images

新宿御苑

花見の季節の新宿御苑の橋 写真:Getty Images

新宿御苑

新宿御苑の満開の桜の木 写真:Getty Images

日本では桜ははかなさと再生の象徴とされています。写真:Getty Images