東京日本橋で体験すべき10のこと 

江戸時代から代々続く家族経営の老舗名店や伝統工芸店が今もなお軒を連ねる東京の日本橋界隈は、歴史情緒豊かな街並みと、近代的な高級ショッピングエリア、ダイニングスポット、スパが交差する、新旧の魅力が混在する街です。


by ダニエッレ・デメトリオウ
東京在住のイギリス人女性ジャーナリスト。マンダリン オリエンタル 東京がある日本橋の歴史地区散策ガイドマップを執筆。

 

風情ある京都の街並みを模して方格状に整備された日本橋。代々伝統を受け継ぐ家族経営の老舗名店が所狭しと軒を連ねる歴史情緒あふれる街並みは、現在、商業施設からなる複合高層ビルのきらめきに彩られ、近代化が進行。日本の過去と未来を一瞥することができます。日本橋は、東京発祥の地でもあります。1603年、将軍徳川家康は江戸に入府した後、この地から江戸(つまり現在の東京)のまちづくりに着手しました。現在は、この歴史豊かな街並みの中に、近代的な高層ビル群、金融機関、ショッピングエリア、ダイニングスポットが建ち並び、賑わいと活気にあふれています。

マンダリン オリエンタル 東京にご宿泊の際は、「日本橋体験」プランをぜひご利用ください。当ホテルオリジナルの日本橋散策マップのほか、日本の食と文化体験ツアーや和紙漉き体験、生花体験など、多彩なプログラムが盛り込まれています。ガイドマップの作者、ダニエッレ・デメトリオウが、日本橋で体験すべき10のことをご紹介します。 

最上級の「のり」を試食

日本食に欠かせない「干し海苔」。嘉永2年(1849)創業の「山本海苔店」は160年以上にわたり、日本人の食卓にパリッとした風味豊かな「干し海苔」を届けてきました。日本橋室町一丁目に店を構える「山本海苔店」本店では、試食カウンターで、白い手袋をした店員が目の前で炙る濃緑の「干し海苔」をぜひご賞味ください。また、ハローキティが描かれたかわいらしい缶入りの「海苔ちっぷす(ゆずはちみつ味)」もおすすめです。

「すべての中心」に立つ

400年以上も前に創架されてから、数々の修復・改架が行われてきた「日本橋」。現在も、一部高速道路に覆われてしまっていますが、その美しいカーブを描く装飾橋梁の凛としたたたずまいは健在しています。日本橋の中央(高速道路の高架下あたり)には、17世紀のはじめ初代将軍・徳川家康によって江戸の中心と定められた地点があり、現在も、7つの国道の始点となっている「日本国道路元標」が埋め込まれています。

絶景をネタに、江戸前鮨を食す

数ある日本橋発祥のものの中でも特に有名なのが、「江戸前鮨」です。マンダリン オリエンタル 東京の38階にある「鮨 そら」では、最上級の正統派江戸前鮨をご堪能いただけます。店内は8席のカウンター席のみ。樹齢350年をこえる尾州檜のカウンターに腰をおろし、四季折々の旬の味覚を「江戸前鮨」へと仕立て上げる板長の匠の技と、目の前に広がる首都の絶景に、魅了されるひとときを。

伝統とモダンをショッピング

日本橋は日本の百貨店発祥の地でもあります。日本初の百貨店、「日本橋三越本館」では、ルネッサンス様式の正面玄関で2頭の「ライオン像」が出迎えてくれます。17世紀に呉服屋「越後屋」として創業した三越は、その後、時代とともに変革を重ね、日本の百貨店の象徴となります。見どころは、本館4階の広大な呉服コーナー。お買い物を楽しんだ後は、厳選された惣菜や食品が並ぶ「デパ地下」(地下食品売り場)へ立ち寄ることもお忘れなく。

江戸菓子のルートを訪ねる

日本橋に本店を構える江戸菓子鋪、「榮太樓總本鋪」は、安政四年(1857年)の創業。江戸の日本橋魚河岸で、金鍔の屋台を開業したのが始まりです。現在では、日本各地の店舗や茶屋で、多種多様な伝統的江戸菓子を販売しています。コシがありながらも歯切れのよいお餅に香り高い海苔を巻いた「日本橋餅」や、箔のように薄く伸ばした小麦生地で餡を包み、丸く成型したものをごま油で香ばしく焼いた、有名な榮太樓の「金鍔(きんつば)」は、見逃せない逸品です。

神社参拝

日本橋の高層ビル群(マンダリン オリエンタル 東京を含む)の合間に鎮座する、こじんまりとした美しい佇まいの「福徳神社(芽吹稲荷)」。貞観年間(859~877)にはすでに祀られていたと伝えられるこの由緒ある神社は、最近新しい社殿が落成され、美しく蘇りました。社殿の前で軽く会釈をしてから鈴を鳴らし、賽銭を入れて「二礼二拍手一礼」の作法で拝礼しましょう。

最先端で、伝統に出会う

日本橋で脈々と伝統を守り続けてきた珠玉の名店のひとつが、マンダリン オリエンタル 東京周辺に3つある近代的な商業複合施設のひとつ「コレド室町1」内にあります。 刃物の製造・販売で知られる「日本橋 木屋」は寛政4 年(1792)の創業。伝統の刀匠の技を生かし、手造りならではの切れ味と使い易さを追求した打刃物をご提供しています。多種多様な刃物が陳列された店内を、親しみやすいスタッフがご案内いたします。伝統的な職人技に最新技術を融合させ仕立て上げられたこれらの刃物の多くには、職人の銘が刻まれています。「木屋」ではまた、包丁だけでなく、生姜のすりおろし器や蒸し器など、さまざまな台所用品もお買い求めいただけます。

天空のスパ

日本橋の歴史的文化財の上空で、よみがえるひととき。マンダリン オリエンタル 東京の37階に位置する「天空のスパ」に新メニューが登場。「トータリートーキョー」は、五街道の起点「日本橋」をコンセプトにしたトリートメントで、5つの和素材を使って五感を癒す至福の旅へお客さまを誘います。メトロポリス東京の絶景を独り占めしながら、安らぎに満ちたひとときをご堪能ください。緑茶、松、竹、米ぬか、そして梅。この5つの和のエッセンスを取り入れた新メニューは、まずリラクゼーション効果のある足浴からスタート。続いて指圧スタイルの手技でボディ全体をほぐしていきます。十分な時間が取れない方には、東京の絶景に包まれるスパスタジオでの、クイックメニューもご用意しています(施術時間20分から)。

日本橋の穴場スポット

畳のかぐわしい香り。障子のやわらかな白。着物のかすかなきぬずれの音。「茶友倶楽部空門」は、家族経営の小さな文化センターです。都会の喧騒の中にあるこの静寂に包まれたオアシスで、日本の伝統文化を体験しましょう。茶道体験、書道体験、着物の着付け体験、折り紙教室など、さまざまな文化体験プログラムをご用意してます。

江戸の味に酔う

日本橋の街に明かりがきらめき始めたら、マンダリンバーへ。古き良き江戸の街をイメージした当バーのオリジナルカクテル「NIHONBASHI」を片手に、一日の締めくくりをゆったりとお過ごしください。ウォッカをベースに、ゆずリキュールやグレープフルーツジュースをあわせた爽やかなカクテル。日本橋界隈を意識したターコイズブルーと川岸になびく柳のエメラレルドグリーンで日本橋の風景を表現しています。

冒険の準備はできましたか?

マンダリン オリエンタル 東京のラグジュアリーな宿泊プランで、日本橋体験を、もっと楽しく。東京を旅するなら、今がチャンスです。